古代エジプトの神々


最も有名な神話

昔昔,エジプトに,オシリス(長男)、イシス(長女)、セト(次男)、ネフティス(次女)とう4人の兄弟がいました.
オシリスとイシス、そしてセトとネフティスが結婚をし、長男であるオシリスが王となり、エジプトを統治しました.
弟のセトは、嫉妬して兄オシリスへの憎悪を募らせていました.そんな時、セトの妻ネフティスがオシリスと浮気をしてしまい,これを目撃したセトは怒り,オシリスを殺そうと企てました.
オシリス体の寸法で造らせた美しい箱を披露し,この箱にぴったり合う方に差し上げますとして,皆の試させた後に入ったオシリスを箱に閉じ込め,ナイルに投げ込んでしまいました.このクーデターによって,セトは王の座につきました.セトはオシリスの体を14にバラバラに切断して,違う場所にばらまきいました.

オシリスの妻イシスは,魔法を使って体さえあれば死者を復活できるので,バラバラになったオシリスの体を集めましたが,どうしても生殖器だけが見つかりませんでした.しかたなく仮の物で代用して,オシリスとネフティスの浮気でできた息子アヌビスが,オシリスの体を包帯にくるみました.
そしてイシスが魔法の呪文を唱えるとオシリスが復活しました.しかし、偽の物が混じっていたために,不完全に復活したオシリスは,死者の世界の神として生きるとになりました.

そして,イシスはオシリスとの子“ホルス”を産みます.ホルスは幾度となくセトから嫌がらせを受け,その度に死にかけましたが立派な青年に成長し,そして父オシリスの仇を討つため、ホルスとセトの長い戦いが始まりました.・・・・・


Copyright reserved A.Iwata 2010
2011.1.6